工芸は衣食住に関わってくるので、
蕎麦をテーマとしたお店も始めました。

INOJIN

 開業から5年の月日が流れました。この間、多くの方々に支えられて、このノコギリ屋根工場を維持してきました。

 桐生はかつて、織物で一世を風靡しました。現在、その高い技術を活用し、世界に通じる製品を生み出しているところも数社ありますが、市内全体では織物産業は衰退の一途を辿っています。時代の流れに逆らうことはできませんが、せめても、繁栄の証であるノコギリ屋根工場だけでも保存したいとの一念で活動してきました。旧いものは、一度壊してしまえば、二度と蘇りませんから。

 今年は雨の多い年でした。GWに羽蟻が飛んでいたので、床下を視てみたら、白蟻の被害に遭っていたことが判りました。夏に根太等の基礎木材を修復する工事を施し、ようやく初秋に再開できる運びとなりました。

 桐生商工会議所、桐生市役所、小学校から大学までの友人達、近所の方々、教室の生徒さん達、版画会の仲間、盆栽会の会員さん達、モノ作りの先輩や後輩、今までお世話になった方々に感謝の気持ちを込めて私が今できること。それは自分が学んでこれた知識や技術を社会に還元することだと思います。それはいろいろな形でこれから具現化していきます。どうぞ、これからもご支援をよろしくお願いいたします。

         2016年9月    井上弘子

 

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友人達の作品に囲まれていると、見守られ
ているような気になります。
大好きなアンティークのものをいろいろと
集めて倶楽部内に取り入れています。
器も自分の手で作りたいから、
研究を重ねました。